生誕250周年のベートーヴェン
本日12月16日はベートーヴェン様のお誕生日です。
今年は250周年ということでTV番組で特集が組まれたり話題になることも多いですね。
ご存じのようにベートーヴェンは、音楽家の生命線である聴覚を人生の途中から失うという苦難を乗り越えながら、後世に残る名曲を生み出したことで有名です。
それまでの音楽家が貴族や宮廷に属して必要とされて作曲していたのに対し、始めて一人の音楽家として経済的に自立し、個人の感情を音楽にぶつけるように表現した作曲家でもあります。
そんなベートーヴェンの数ある有名曲の中で年末になると聴きたくなるのは「交響曲第9番=「第九」ではないでしょうか。
シラーの詩から着想を得たというこの曲。その詩を調べてみたのですが、とても長くて壮大なそして体の底から力が湧いてくるような詩だと感じました。
今年の当教室オンライン発表会、外部カルチャーセンター教室での年末おさらい会の講師演奏では「第九」のアレンジバージョンを弾かせていただいています。
バイオリン&ピアノのアレンジをCDから耳コピし、更にピアノ用にアレンジさせてもらったもので、原曲の一般的なイメージとは違ったとても軽やかで爽やかな雰囲気です。
この時期、壮大なエネルギーを持っているベートーヴェンの原曲の第九を聴いて、困難を乗り越える力をいただいて、新しい年を迎える準備をしたいと思っています。