トクするピアノレッスンの受け方-2 「予習」「復習」ほか

同じ時間と料金を費やすなら、「おトク」にレッスンを受けたいと思いませんか?
ここでの「おトク」とは、「楽しい」「上達している」などの満足感が充分に感じられる状態を言っています。

どういう人がおトクにレッスンを受けているか。
それはずばり「習い方スキル」を身につけている方です。

これまでのピアノ経験の有無、年齢が若いかどうか、時間の余裕がたくさんあるかどうか・・・
そういったことで上達やレッスンによる満足感の差が決まるのではないのです!

「トクするピアノレッスンの受け方5つのポイント」をまとめました。

今回はこの中の③~⑤についてです。

①②はこちらの記事へ→トクするピアノレッスンの受け方5つのポイントー1

 

①自分なりの楽しみ方を持つ

②具体的な小目標をたてながら続ける

③先生の力を最大限に引き出す(教えやすい生徒でいる)

④その日のうちにレッスンを振り返る(復習)

⑤毎回のレッスンでクリアにしたいことをわかっておく(予習)

 

③先生の力を最大限に引き出す(教えやすい生徒でいる)

これができる人は最強!

これこそ誰に何を習っても上達を楽しめる一番の秘訣です。

ポイントは「素直」。

結局これが一番おトクです。

 

教える側は生徒さんの力を引き出すのが仕事です。

そのうえで教わる側にも、先生の力を引き出す意識があると最強です。

教える側は、素直に言葉を受け入れる人が最も教えやすく、どんどんこちらの良い部分を提供したくなります。

 

④その日のうちにレッスンを振り返る(復習)

人間の脳は元来忘れるようにできているので、

記憶したことは一日後には7割以上忘れているそうです。

(エビングハウスの忘却曲線)

ですので「その日中に」復習することが大事です。

 

最も推奨したい方法は、その日のうちに、「今日何をしたのか」「気づきや言われたこと」を日記のように文字にして書き表しておくということです。

さらに弾いて復習すれば言うこと無しですが、その日は「書く」だけでもいいのです。

 

後で言葉にして書き起こすことを習慣にすると、漫然とレッスンを受けないようになります。

そしてそのメモがあれば次のレッスンまでの練習を効果的にできます。

⑤毎回のレッスンでクリアにしたいことをわかっておく(予習)

次のレッスンで「明らかにしたいこと」を、前もって「わかっておく」

これを心がけてみてください。

 

ピアノやその他の楽器の習得にはどうしたって「練習」が必要です。

(以前あるテレビ番組で練習しなくても弾けるようにする研究をしている方がおられましたが・・・。)

 

練習してこられなくても、レッスンだけでできることもあります。

時にはレッスンが「練習をみてもらう」ことになっていても構いません。

 

ただ基本的にレッスンは、何か特別なコツを伝授してもらってその時だけ弾けば身につくもの、ではないのです。

ご自分できる・考えられる最大限のことをしてきた結果をみてもらう(聴いてもらう)スタンスです。

そうすると先生から受けた言葉が次のレッスンまでの練習期間の貴重な糧となります。

練習や準備が何もなければ、先生から聞いたことも右から左へ流れていくだけ・・・。

もったいないです!

ぜひ練習準備をして臨み、最大限にレッスンを利用してほしいと思います。

 

以上、「トクするピアノレッスンの受け方5つのポイント」③~⑤を解説しました。