ピアノ教室の選び方-1 「個人か大手か」「マンツーマンかグループか」
いくつかの教室に通った経験と運営側として得られる情報に基づいています。
ここでの対象は
「大人からはじめる趣味のピアノ」の方の場合です。
ピアノを習いたいと思ったとき、まずは教室の探し方です。
ピアノ教室の情報を知るきっかけは、
ひと昔前なら、チラシや看板・口コミくらいでした。
しかし今ならWeb上で見つけることが多いと思います。
個人経営の教室でもホームページを持っていることが多くなってきました。
また、他に知人からの紹介もあるでしょう。
身近な人からの紹介はもっとも安心確実なような気がします。
しかし、Aさんに合ったものがBさんには合わないこともありますね。
では下記の項目について選んでいく上で、ポイントになるメリットデメリットをまとめました。
今回は「ピアノ教室の選び方5ポイント」の中の①と②についてです。
①教室の運営者
②レッスン形態
③目的
④条件
⑤相性
①教室の運営者
(1)大手楽器店など会社組織
(2)個人
(1)の大手楽器店などの教室のメリット・デメリット
- 講師の演奏・指導のレベルや方法・生徒への接し方などが一定以上で安定している。
- 駅近など立地条件が良いところが多い。
- 月謝制の場合は欠席時の振替レッスンは対応していないことが多い。又は別途料金が発生。チケット制で期間内であれば何回でも振(変更)できるシステムの場合、1回あたりのレッスン料がかなり割高になる。
(2)の個人の教室のメリット・デメリット
- 講師の演奏・指導レベル・生徒への接し方は個々でかなり差がある。先生のウリにしていることが多様である。
- 講師の自宅を教室としていることが多い。
- レッスン料や入会費が大手より割安のところが多い。
- レッスン欠席時の振替に柔軟に対応していることが多い。
②レッスン形態
(1)個人レッスン
(2)グループレッスン
(3)オンラインレッスン
(1)の個人レッスンについて
一人一人にあった内容や進み方が可能で無駄なく無理なく習得していける。
ピアノは楽器の特性から個人レッスンであることが多い。
(2)に比べると時間あたりのレッスン料が高くなる。
(2)のグループレッスンについて
大手楽器店やカルチャーセンターで開講してることが多い。
ピアノは個人レッスンのイメージがあると思いますが、内容によってはグループレッスンにもメリットがある。
メリット
- 仲間づくりができ情報交換ができる。
- 他の人の動向が刺激や張り合いにつながる。
- 他の人の演奏やレッスンを見聞きして自分に活かせる。
- アンサンブル体験が可能になる。
デメリット
- 個別にみてもらえる時間が少なく進み方はゆっくりになる。
- 自分の進み方に合っていないことにも時間を割くことになる。
- メンバーの変化によって教室の雰囲気も進み方も左右される。
(3)のオンラインレッスンについて
メリット
- 移動時間のロスがない・交通費がかからない。
- 自宅に居ながら受講できる
- いつも練習している自分の楽器で受講できる
- 画面(カメラ)を通すことで、手指の形・姿勢などは通常レッスンでは確認できない角度からもチェックしてもらえる。
デメリット
- ピアノの生音の良さが伝わらない
- 教室の楽器を弾くことができない
- 通信環境によっては音声が聞き取りにくくなったりすることがある。
- 連弾などはタイムラグが少しあるあるため現時点では難しい。
以上、「ピアノ教室選びの5ポイント」の中の、①教室の運営者②レッスン形態についてまとめました。
他に考えていくこととして、③目的④条件⑤相性があります。続きはこちら→ピアノ教室の選び方ー2